最近、とにかく食費を削りたくて安い食材を探し回っていた。
日持ちがして、かつ財布に優しいもの。そうしてたどり着いた答えが、漬物だった。
スーパーで見つけた一袋98円の漬物たち。
これをごそっと買いそろえてみた。献立は白菜の味噌汁に、あとはメインの漬物。
名付けて、漬物定食。
質素に見えるかもしれないけれど、これがなかなか贅沢なラインナップなのだ。
まずは、あの鮮やかな紫色が目を引くシバ漬け。独特の酸味がたまらない。
実はこれ、すぐき漬けや千枚漬けと並んで京都三大漬物の一つに数えられる名脇役だ。
それから高菜漬け。
ピリッとした辛味と乳酸発酵の酸味、そしてあのシャキシャキした歯ごたえ。
ご飯のお供はもちろん、ラーメンや炒飯、おにぎりにも合う万能選手だ。
野沢菜や広島菜と並ぶ日本三大漬け菜の一つなんて、意外と格が高い。
食感でいえば、はりはり漬けも外せない。
噛むたびに口の中でハリハリと音がするのが名前の由来らしくて、
おせち料理や常備菜としても定番だ。
昆布やスルメが入っていたり、鷹の爪でピリ辛になっていたりと、
家庭ごとのアレンジが楽しめるのもいい。
さらに、東京を代表するべったら漬け。パリパリした食感に米麹の上品な甘み。
表面がべとついているのが特徴で、江戸時代から庶民に愛されてきたらしい。
今でもべったら市が開かれるくらいの人気者だ。
そんな日本を代表するスター級の漬物たちが、今、貧乏四畳半の冷蔵庫にストック
されている。今日はシバ漬け、明日は高菜。日替わりで楽しむ漬物定食は、
安上がりな割に満足度が高くて、なんだか豊かな気分になれる。
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