昨日のチャーシュー麺の余韻もどこへやら、今日のオイラの財布は一段と
冷え込んでる。四畳半の畳の上で、小銭入れを逆さまにしても出てくるのは
数枚の十円玉。
そんな時の強い味方が、近所のスーパーで売ってる「カット野菜パック」だ。
昔のオイラは、キャベツを一玉、もやしを一袋、人参を一本……
なんて律儀に買ってた時期もあったけど、一人暮らしの四畳半じゃあ、
結局使いきれずに冷蔵庫の奥でキャベツを腐らせちまうのがオチなんだよな。
その点、パック野菜は偉い。最初から刻んであって、いろんな種類が入ってて、
しかも個別に揃えるより断然安上がりだ。
オイラみたいな貧乏人にとっては、まさに文明の利器ってやつだよ。
今日はこいつを使って、ソース焼きそばを作ることにした。
フライパンに火をかけ、まずはそのパック野菜をドサッと放り込む。
ジューという威勢のいい音が、この静かな部屋に響くのがいい。
火が通ってしんなりしてきたら、そこへ蒸し麺を投入。
味の決め手は、もちろん付属の粉末ソースだ。あれを振りかけた瞬間に立ち上る
ジャンキーで、それでいてどこか懐かしい香りがたまんない。
野菜パックのいいところは、自分で切る手間がない分、麺が伸びる前に
一気に仕上げられることだな。シャキシャキした食感が残った野菜と、
ソースが絡んだ麺。
皿に盛れば、見た目だけはそれなりに豪華な一品だ。紅生姜なんてしゃれたもんを
たっぷりとのせて、青のりを少し振りかけるだけで、この四畳半が縁日の屋台に
早変わりする。
窓の外を眺めながら、熱々の麺を口に運ぶ。野菜をたっぷり食べてるっていう
免罪符のおかげで、二玉一気にいっちゃっても罪悪感はゼロだ。
安い、早い、旨い。これこそがオイラの生活の知恵。
贅沢なチャーシューもいいけど、こういう飾らない飯が一番落ち着くんだよな。
さて、食後のデザート代わりに、安売りのインスタントコーヒーでも
淹れようかな。
コメント
コメントを投稿